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理想のリビング「10年後も愛せる場所」にするために

更新日:3月3日

リビングルーム

マイホーム計画において、理想のリビングは家づくりの「メインディッシュ」。

皆様、フルコースを組み立てるかのような熱量で挑まれますが、実は「今」の家族構成というスパイスだけで味付けをしてしまうと、数年後に「なんだか胃もたれが……」なんて違和感が出ることも。


10年後も「おかわり!」と言いたくなるような、リビング作りのレシピを整理してみましょう。


ライフスタイルは「動詞」で解剖する!

子供がいるから収納を!という思考は、いわば定型文。一歩踏み込んで、誰が何時間、そこで何をするか?を書き出してみてください。


床でのんびりゴロゴロする派

高い断熱性と、思わず頬ずりしたくなる無垢材を。


椅子で優雅にまったりする派

イージーチェアやソファーの居場所をしっかり確保。そして大事なのが「お籠り感」。 広い空間の真ん中に椅子を置くより、壁を背にしたり、サイドテーブルや低めのパーテーションで緩やかに囲ったりすることで、心理的な安全性(パーソナルスペース)が守られ、より深くまったりできます。

趣味(ものづくり)に没頭する派

「作る」軸なら、作業を中断しても道具を出しっぱなしにできる専用デスクを壁際に配置。手元を照らすタスク照明と、座ったまま材料に手が届くオープン棚を設け、没頭できるお籠り感を演出します。


映画を堪能する派

遮光カーテンと低めのソファで視線を安定させます。壁面は映像を邪魔しない落ち着いた色を選び、一室多灯の調光ライトで映画館の雰囲気を再現。スピーカー配置も事前計画が肝です。

などなど、いろんなケースに応じてカスタマイズしてみましょう! ※お掃除ロボットに頼る派:専用ドック(基地)の確保も忘れずに。


いずれの場合でも世帯構成の変化に対応できる「可変性」は絶対王者です。壁を作り込みすぎず、家具で余白を調整するのが、スマートな選択です。リビングは完成させるのではなく、育てていく場所なのです。


開放感の甘い誘惑にご用心!

大きな窓

吹き抜けや大開口の窓は、リビングの華。憧れる人も多いポイントです。しかし、「夏暑く、冬寒い」住宅では命取りになりかねません。暖冷房に要する光熱費がとんでもないことになります。


窓を大きく、吹き抜けを設けたいなら、高断熱・高気密は大前提。最新の樹脂サッシ&複層ガラスを選ばないと、冬のリビングが北国並みの辛いスポットになりかねません。「見た目の美しさ」と「物理的な温もり」。この両輪が揃って初めて、心地良いリビングになるのです。


照明は一室多灯でドラマティックに!

キャンドルライト

天井に巨大なシーリングライトを一つ……。それはまるで、舞台を工事用ライトで照らすようなもの。リビングの雰囲気を醸し出すのは、実は光と影のバランスです。


住まいにかかせない「タスク・アンビエント照明」。控えめな明るさで空間を柔らかく照らすアンビエント照明と、作業内容に応じた明るさを各所に設けるタスク照明はムードメーカーです。ダウンライトにスタンドライト、間接照明を分散させましょう。夜、一日の終わりに灯りを絞れば、そこはもう最高級のラウンジです。


このように「どう過ごす?」を掘り下げていくと、自ずと必要な設備や細かい注意点も見えてきます。後悔しないリビング作りのために、特に見落としがちな3つのポイントを整理しておきましょう。

理想のリビング「ここに注意!」の3箇条

1)コンセントは「欲望の数」だけ

スマホ、加湿器、ルンバ……。図面の2倍あっても困りません。延長コードがのたうち回るリビングほど、生活感を露呈するものはありませんから。


2)壁紙の面積効果

小さなサンプルで「これ!」と思った色は、壁一面に貼ると一段階明るく見えます。

落ち着きすぎかな?と思うぐらいのトーンを選ぶのが、失敗しないコツです。


3)人もペットもシニアの足腰は愛で守る

シニア犬

室内の環境整備は必須。滑りにくい床材選び、段差のない床は、ケガの予防になることはもちろん、シニアの生活の質を上げるための有益な投資でもあります。


家づくりは、今の幸せを形にするだけでなく、10年後の自分たちへの贈り物。

なんとなくを納得に変えて、将来を見据え、イゴコチの良い場所を仕立てていきましょう。

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