【あかり】部屋を聖域に変える、モロッコの光の彫刻
プレゼントを探していたときのこと。
何軒かまわりましたがピッと来るものがなく、またにしようかと改札に向かって歩いていたら、キラキラひかるポップアップストアで思わず足が止まりました。そこにあったのは、異国の情緒を纏いながらも、どこか懐かしさを感じさせる美しいランプたち。
それは「谷口ぴかぴか商店」さんが扱う、モロッコの伝統工芸による照明です。

モロッコランプの真髄は、そのストイックなまでの製作工程にあります。素材となる銅や真鍮の板を熱して叩き(鍛金)、タガネというノミのような道具や糸鋸で、一つひとつ緻密な模様を彫り出していく。専門的な視点で見れば、これは単なる照明器具ではなく、光を通すための金属彫刻と呼ぶのがふさわしい逸品です。
特筆すべきは、壁や天井に映し出される影の美しさ。
間接照明による適度な陰影は、空間に奥行きを与え、人の副交感神経を優位にするリラックス効果があると言われています。緻密な透かし彫りから漏れる光が、殺風景な四角い部屋を、一瞬にして幻想的な聖域へと変えてしまう。まさに光の魔法です。

色とりどりのガラスは、オーダーも可能とのこと。モロッコのデザインにおいて、青は「魔除けや空」、緑は「楽園」を象徴するなど、色の一つひとつに意味が込められています。自分だけの色を選べるのは、まさに工芸品ならではの贅沢ですね。
低ワットの電球を使うため、これ一つで読書をするには心もとないですが、お部屋のアクセントのあかりとして最高です。
忙しい日常に、少しだけの非日常を。
そんな贅沢を叶えてくれるランプ。私も自分用の一品を、密かに狙っています。
ご興味のある方は、ぜひ覗いてみてください。
谷口ぴかぴか商店



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