家具好きの「あきらめない」インテリア術
- SAKAMOTO
- 2月16日
- 読了時間: 3分
「コンパクトなマイホームで、いかに開放感を作るか」
これは、インテリアコーディネーターにとっても腕の見せ所であり、永遠のテーマでもあります。
よくあるアドバイスは「モノを極力減らしましょう」「ミニマリストになりましょう」というもの。でも、インテリア好きの私たちがそれを言っちゃあ、おしまいですよね。

お気に入りの椅子、思い出の詰まったキャビネット。大好きな家具に囲まれて暮らしたい。その気持ちをガマンせずに、部屋を広く見せる方法。
その秘訣は、ズバリ、視線の抜け道を作ることにあるんです。
圧迫感の正体は「背もたれ」にあり?

例えば、キッチンとソファの距離が近いLDKを想像してみてください。
ここに背の高いハイバックチェアを置くと、視線がそこでバシッと遮断されてしまいます。まるで、リビングの中に小さな「壁」を作っているようなもの。オフィスのパーティションを思い浮かべると、その圧迫感の理由がよく分かりますよね。
これを、背もたれがテーブルから少し覗く程度の一般的な高さに変えるだけで、景色は一変します。キッチンに立ったとき、視線がリビングの奥までスッと通り、空間がひとつに繋がる。たった数センチの差で、部屋の呼吸が楽になるんです。
「90cm」は心を守る魔法の数字?

椅子だけでなく、棚などの収納家具を置く際も、高さ90cmを目安にしてみてください。 なぜ90cmなのか。それは、日本人の平均的な腰高程度であり、立っているときも座っているときも圧迫感を感じにくい「心理的境界線」だからです。
90cm以下の家具であれば、椅子に座った状態でも視線がその上をスイスイと通り抜けます。これだけで、心理的な窮屈さは劇的に軽減されるのです。
プロがこっそり教える「2つの落とし穴」
ただし、低い家具を選べばすべて解決!というわけにもいきません。
ここで、インテリア術のチェックポイントを2つ。
床の見えがかりを意識する:

背の低い家具を選んでも、床がモノで埋まっていては逆効果。床面積の3分の2程度が見えていると、人は心理的に「広い!」と感じやすくなります。
色の重量感を侮らない:

低い家具でも、色が真っ黒や濃いダークブラウンだと、空間に重みが出てしまいます。壁の色に近い明るいトーンを選ぶと、家具が背景に溶け込み、まるで最初からそこになかったかのような開放感が生まれますよ。かといって真っ白な壁紙に真っ白な家具というのは味気ないですが……
脳を騙して、ゆとりを生む。これもインテリア術!
実はこれ、単なる感覚の話ではありません。
人間は、部屋の「隅」(壁と壁、天井が交わる線)を見て、無意識にその空間の奥行きや幅を測っています。背の高い家具でこの「隅」を隠してしまうと、脳が「ここで行き止まりだ!」と勘違いして、部屋を狭く見積もってしまうのです。こわいこわい。
お気に入りの家具は諦めない。でも、窮屈なのも嫌。
そんな欲張りな願いを叶える第一歩として、まずは低めの家具から、お部屋の風通しを良くしてみませんか?



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