IC2次試験対策:その図面、「天空の城」になっていませんか?
更新日:2025年11月12日
10月も半ばを過ぎ、すっかり秋めいてまいりました。 インテリアコーディネーター1次試験を終え、2次試験の勉強を本格化させた方も多い頃合いでしょうか。
「時間内に小論文と図面が描き終わらない!」 「このままでは間に合わないのでは…」
そんな焦りを感じていらっしゃる皆様。その感覚、専門家の我々も深く頷くところです。しかし、ご安心を。結論から申し上げますと、全然大丈夫です。

IC2次試験は12月上旬。1次試験が終わってからしっかり対策をすれば、十分に合格レベルに到達できる課題が出題されます。では、なぜ多くの方が「終わらない」という壁にぶつかるのでしょうか。
それは、もしかすると、かつて私がキッチンの吊り戸棚を「天空の城」と呼んだように、ご自身のプランを「独創的な芸術作品」にしようと奮闘しすぎているからかもしれません。
そこで、プロの視点から「天空の城」ならぬ「未完の図面」を攻略する、実に堅実なアドバイスを3つご提案します。
1. 必要なのは「独創性」より「無難」さ
まず心得ていただきたいのは、この試験は独創性を審査するものではない、ということです 。奇抜なアイデアや、凝りに凝ったプランは必要ありません。
求められているのは、「依頼主の要求条件を確実に満たす」こと。 むしろ、採点者があっと驚くようなプランは、要求条件の読み落としや、動線・寸法計画の破綻を招くリスクすらあります。目指すべきは「減点されない、無難で堅実なプラン」です。
2. 「寸法計画」こそが合格の礎
では、「無難で堅実なプラン」とは何でしょうか。 ここで注目すべきは、試験主催団体であるインテリア産業協会が、一次試験の範囲に「インテリアコーディネーションの計画に関すること」として、「寸法計画」「人間工学」「安全計画」などを挙げている点です。
これこそが、二次試験のプレゼンテーション(作図)で最も重要視される「核」となります。 以下の3点を徹底してください。
動線や動作寸法を確保し、要求条件を満たすこと
依頼主(=採点者)にとって見やすい図面にすること
平面図と他の図面(展開図・断面図など)の整合性が取れていること
この基礎をおろそかにして、装飾的な雑貨の描き込み や、美しい着彩に時間をかけすぎているとしたら、それは本末転倒かもしれません。
3. 「一日一図面」の「訓練」と「慣れ」
とはいえ、頭でわかっていても手が動かないのが製図の難しいところ。 手早く描けるようになる唯一の方法は、スポーツと同じく「訓練」と「慣れ」です。
最初は時間にとらわれる必要はありません 。まずは「一日一図面」を目標に、とにかく描く 。描いた分だけ、確実に線は速く、見やすくなります。
まとめ
試験本番まで、まだ時間は十分にあります。 「無難」なプランを、「正確な寸法」で、「見やすく」描くこと 。 以上を念頭に、焦らずコツコツと描きまくりましょう。それが、合格をその手にする最も合理的で、確実な一手です。




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