目薬よりもよく効く保養
数年ぶりに新宿パークタワーにあるコンランショップに行ってきました。

店内には素敵を通り越して、もはやステーキ!と呼びたくなるほど(失礼、あまりに美味しそうで魅力的という意味です)、滋味深い家具がそこかしこに。それらを自室に置いたところを想像しては、ニヤニヤする私は、端から見れば間違いなく「要注意人物」の烙印をおされていたことでしょう。
しかし、このニヤニヤを単なる妄想と笑うなかれ。
空間デザインを単なる装飾ではなく「環境装置」として捉える考え方は、環境心理学の分野で一般的に支持されているんだとか。

プロの視点から紐解くと、家具の配置や色彩、照明の照度といった物理的環境の作用は、私たちのメンタルヘルスに直接的な影響を及ぼすと定義されています。つまり、インテリアを選ぶことは、自分の心を調律することと同義なのです。
学術的にも、居住空間をストレスからの回復の場(レストラティブ・エンバイロメント)として機能させることが重要視されています。

特にコンランショップのセレクトは、創業者テレンス・コンラン卿が提唱した「Plain, Simple, Useful」(無駄なく、シンプル、実用的)」という哲学が貫かれています。
2024年に日本上陸30周年を迎えた同店のアイテムは、奇をてらわないのに、置くだけで空間の背筋が伸びるような雰囲気があるのです。

新生活をスタートされる皆様。
忙しい毎日に目薬をさして視界をクリアにするのも良いですが、ぜひ一生モノの「お気に入り」を見つけてみてください。
視線がそこに落ちるたび、心がふっと凪いでいく。
自分だけの回復の場をこしらえて、どうぞ素敵な毎日を!



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