【家づくりその前に】CMの魔法と現実

テレビCMって、ある意味「罪」ですよね(笑)。 素敵なタレントさんが微笑むと、そのハウスメーカーも、建つ家も、すべてが完璧に見えてしまう。 でも、私たちは少し冷静になる必要があります。
なぜなら、どれほど大手でも、実際に現場で作業をするのは「人」だからです。 人が造るものに、100%の完璧はありません。
よくご相談の中で、「大手だからあまり心配してないんですけど」「ハウスメーカー特有のミスについても教えてほしい」と聞かれることがあります。 その信頼感こそがブランド力なのだと思いますが、実は少し違います。
残念ながら、大手ハウスメーカーだろうが地場の工務店だろうが、不具合の発生頻度に大きな関係はありません。また、
「ここ特有」といった特別なミスが存在するわけでもないのです。
どこで建てようとも、大なり小なりヒューマンエラーは起きるもの。 それを前提として、どうすればリスクを減らせるか?に対策を講じることが重要です。
家づくり・ご提案したい「転ばぬ先の杖」
1. 契約のプロによるチェック

契約書は、トラブルが起きたときの唯一のルールブック。不動産に詳しい弁護士や宅建士などの専門家にリーガルチェックを依頼し、不利な条項がないかを確認しましょう。
2. 現場のプロによるチェック

ホームインスペクション(住宅診断)をご存知でしょうか? 第三者の建築士が、施工品質を客観的にチェックする仕組みです。人間ドックと同じで、引き渡し前に、建物の健康状態を診てもらうのです。 これらにかかる費用は、物件価格全体から見れば2%にも満たないことがほとんど。 何もせず「リスク20」を抱えたまま眠るか、対策をして「リスク5」まで下げて安心を買うか。 これはもう、価値観の選択と言えるでしょう。 最後にひとつだけ。
不安だからといって、根拠の曖昧なSNSの情報で施工会社を詰めるのは得策ではありません。関係性がこじれると、良い家づくりは遠のいてしまいます。
感情ではなく、事実と対策で向き合い、良好な関係を築くこと。 それが、お互いにとっての安心と、後悔のない家づくりにつながります。
皆さまが心から「この家でよかった!」と笑えるゴールを迎えられますように。



コメント