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家づくりに「鉄のカーテン」が必要な理由【前編】
理想の住まいを形にするお手伝いをしていると、残念ながら「施工中のトラブル」という、悲鳴に近いご相談をいただくことが後を絶ちません。せっかくの家づくりが、なぜ途中で暗雲に包まれてしまうのか。その原因のひとつに、ハウスメーカーやゼネコンによく見られる「設計と施工が分離されていない」構造にあると私は考えています。 ◆現場に引かれるべき聖域の境界線「鉄のカーテン」 Image by Daria L. from Unsplash 昔、施工のセンセイが「設計と工事の間には、鉄のカーテンが引かれていなければならない」と切々と説かれたことが、今も頭から離れません。「仲が悪いほうがいい」と言っているように聞こえるかもしれませんが、これはプロの世界における健全な緊張感を指す言葉です。 この境界が曖昧になると、現場ではどうしても施工のしやすさが優先されがちになります。結果として、顧客の切実な希望や、設計者が本来意図していた繊細なディテールが、現場の都合という大きな波に飲み込まれてしまうのです。 例えば、洋服のオーダーメイド。仕立て屋さんがこのデザインは縫いにくいから、
1月19日読了時間: 3分
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